人生の残りの時間、何を選択しますか?

残りの時間 コラム

数年前、4つ年上の大好きな友人が亡くなりました。すい臓癌でした。

彼女とは、私も彼女も飼っていたゴールデンレトリバーという犬を通じて知り合い、意気投合して友達に。

一緒にお互いの犬を連れて花見に行ったり、その他の犬仲間も一緒に旅行をしたりしていました。

犬用の手作り石けんを作って彼女にプレゼントしたとき、「ネットで売ってみたら?絶対売れるよ」とアドバイスくれたのも彼女。その言葉通り、発売しては数分で完売するほどの人気ショップになりました。

犬飼い同士の話だけではなく、人生における悩みも共有したりして、それはそれは楽しい友人関係でした。

訃報が入り、しばらくは呆然として涙が出なかった。現実だとは受け止められなかったんです。けれど、彼女のお葬式に行ったとき、棺の中に眠る彼女を見た途端、二パッと笑う彼女の笑顔が思い浮かんで涙が止まりませんでした。

それからです。人生には終わりがあるんだということを理解したのは。

それまでに親の死に目にもあっていましたし、人はいつか死ぬんだというのはわかっていました。ただ、親の場合は順番というか、仕方ないけれど順番に亡くなっていくという感覚だったので、人生に終わりがあると悟るまでは至りませんでした。

彼女の死に直面してはじめて、「いつか自分も死ぬんだったら、この先どうやって生きていけばいいのか」ということを真剣に考えたんです。

自分の残りの人生をどうやって生きていくか。無駄な時間は1秒たりともないと思えました。

残りの時間はたった2時間かもしれない。平均寿命から考えるとあと30年くらいは生きるかもしれない。それは誰にもわからない。

なので、なにかをしようとするとき、「それは命を削ってまでする価値があるんだろうか」と考えるようになりました。

生きているうちには、無駄だなと思うようなことをしているときももちろんありますよ。あちこちのSNSを見たり、ネットでマンガを読んだり。

でもそれは、自分を癒やすという意味では必要な時間。SNSやマンガは人生における潤滑油のような役割だと思っているので、なくしてしまうと心がギシギシと異音が発生するんじゃないかと思っています。

本当に無くしていかなければいけないのは、誰かの悪口を言ったり、嫌いな人と会ったり、嫌な飲み会に参加したりといったこと。自分を好きになれない時間を無くすことで、残りの人生をもっと楽しい時間で埋められるんじゃないかと思ってます。

好きなこと、嫌いなこと、選ぶのは自分。だからこそ嫌なことは辞めて、全ての時間を「楽しい」で埋めていく。やろうかやめようか悩んだときは、彼女の顔を思い出して、そんな風に考えるようになりました。

残りの人生の時間、毎日確実に短くなっています。

もっと自分の人生に向き合いたいと思った方は、ぜひ全力で、今やっていること、始めようと思ったことが命を削ってでもやる価値があるのかと考えてみてください。真剣に考えると、きっと自分のなかから答えが湧き出てきますよ。

 

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