還暦を迎えた今、人生をふと振り返る時間が増えました。そんな中、還暦の誕生日に訪れた水族館で出会ったシャチのショー。
その力強くもしなやかな姿に、思わず涙がこぼれたのです。
ただの「かっこいい」では済まされない、この想い──なぜ私は、シャチにこんなにも惹かれたのか?自分の心を見つめ直すきっかけになりました。
なぜ私はシャチに心を奪われたのか?
シャチとトレーナーの“信頼関係”に涙した瞬間
私が特に胸を打たれたのは、シャチとトレーナーさんの関係でした。
力強く巨大なシャチが、トレーナーさんの小さな指の動き一つで、優雅に動く。
そして、まるで心が通じ合っているようなパフォーマンスの数々。
水しぶきの向こう側で、微笑みながらシャチに語りかけるトレーナーさん。
それに応えるように、誇らしげにジャンプをするシャチ。
どんなに時間をかけて築いてきた関係なのだろう。
お互いを信じ、尊重し合っていなければ、あのショーは成り立たない──
そう感じた瞬間、思わず涙がこぼれていました。
シャチとトレーナーの関係に見た「本当の信頼」とは
言葉を超えたつながりに心が震えた
シャチとトレーナーさんが見せてくれたのは、ただのショーではありませんでした。
目に見えない絆があるからこそ、指示ではなく“対話”が成立しているように感じたのです。
この「信じているからこそ任せられる関係」は、私が人生でずっと求めてきたものだったのかもしれません。
- 説得じゃなく、理解し合うこと
- 支配じゃなく、尊重し合うこと
- 不安の上にではなく、安心の上に成り立つ信頼
そんな関係が、人と人の間でも、もっと築けたら。
そして何より、自分自身とも、こんな信頼関係を持てたら──
そう強く思いました。
コーチングもまた「信頼」で成り立っている
私がコーチングを提供しているのも、
まさにこの“信じ合える関係”を誰かと築きたいから。
相手を信じて待つこと、
相手の中にある答えを信じること。
これは、まさにシャチとトレーナーさんのような「心の対話」だと思うのです。
だから私は、還暦からの人生を、“誰かと信頼し合いながら進む時間”にしたい。
それが、シャチを通して新しく生まれた憧れでした。
これから私はどう生きていく?
強く、しなやかに、自分の人生を泳いでいく
シャチとトレーナーさんのように、信頼を土台にした関係は、一朝一夕では築けません。
だからこそ、じっくりと丁寧に、自分自身とも、周りの人とも向き合っていきたい。
無理に変わろうとしなくていい。
でも、なりたい私に少しずつ近づいていけたら、それがきっと「今の私らしさ」になる。
これまでの人生で、たくさんのことを経験してきました。
うまくいかない日も、心が折れそうな日も、それでも前を向いて歩いてきた私だから、
これからはもっと「自由に」「自分らしく」進んでいいと思えるようになりました。
堂々と泳ぐシャチのように。
私もまた、自分の人生の海をしなやかに泳いでいきたい。
そんなふうに思っています。
憧れは、未来の自分からのメッセージかもしれない
還暦を迎えたこのタイミングで出会った“新しい憧れ”。
それは、もしかしたら未来の私が「ここに向かって進んで大丈夫だよ」と
そっと背中を押してくれているサインだったのかもしれません。
憧れって、「まだ見ぬ本当の自分」との出会いのようなもの。
年齢に関係なく、心がときめいたその瞬間から、人生はまた動き出せる。
だから私は、これからも「心が動いたもの」に正直でいたい。
そして、そんな自分を信じて進んでいきたいと思っています。
まとめ
シャチのショーを見たあの日、
私の心の奥で、何かが静かに動き始めました。
その姿に憧れたのは、ただ「美しいから」「かっこいいから」ではなく、
“こうありたい”という、私の中に眠っていた願いを思い出させてくれたから。
強さとしなやかさ、そして深い信頼で結ばれたつながり。
それは、これからの私が大切にしたい生き方そのものでした。
還暦を迎えても、心がときめく出会いはある。
人生は、いつからでも、どこからでも、
もう一度「自分らしく生きる」ことができる──
そんな勇気とあたたかさを、シャチは私に教えてくれました。
これからも私は、自分の人生の海を、ゆっくりと、でも確かに進んでいきます。
シャチのように、自由に、堂々と。
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